「メガネをかけると近視が進む」って言う人がいるのはナゼ?

こんにちは、Visioスタッフです。

2月も半ばになりましたね。

今回のブログは、

「メガネをかけると、さらに近視が進むのか問題」について。

子どものころ、おばあちゃんあたりに「ちょっと目が悪くなったからと言ってすぐにメガネをかけると、ますます見えなくなる」なんて言われたことはありませんか?

最近では「メガネをかけても、それが原因で近視が進むことはない」ということも知られてきていますが、ではなぜ昔おばあちゃんにそんな風に言われたのだろうか…??

と不思議に思います。ちょっと考えてみたいと思います!

 

近視の矯正の仕方、あれこれ

 

そもそも近視では、手元などの近くを見ることはできても遠くがぼやけてしまう状態(網膜の前方に像を結んでしまう状態)になっています。

そのため、メガネのレンズで適切な矯正をすることで、遠くにピントを合わせます。

それぞれの生活環境によって、どこに焦点を合わせることが多いのかは変わってきます。

デスクワークの時間が長く、パソコンや書類などの近くを長く見ている方などは、遠くを見ることの優先度はそれほど高くありません。近視の度は弱めにしておくのも良いでしょう。

仕事中に車の運転をする時間が長いなど、遠くまでしっかりピントを合わせて見たい場面が多い人は、しっかり近視を矯正できる度数のメガネの方が快適に過ごせそうです。

近視でメガネをかけると言っても、快適に過ごせるメガネ、快適に過ごせる矯正度合いは人によって異なるのです。

 

メガネをかけると目が悪くなるって?

自分の近視の度合いと生活環境に合ったメガネを使っていれば、メガネをかけることそのものが原因で近視が進むという根拠はないと言われています。

ではなぜ、メガネをかけると目が悪くなると感じる、あるいは言われるのか。

ひとつには、「見える世界を知るから」という可能性があります。

一度でもメガネをかけてよく見える状態を体験してしまうと、以前はそれが当たり前だった裸眼の状態との落差を大きく感じてしまうため、「すごく見えにくくなった」と感じてしまう。これは自分にも心当たりがあります!

また、メガネをかける、かけないに関わらず「近視が進んでしまうタイミング」だったという可能性もあります。

近視の進み具合は人それぞれですから、同じように過ごしていても何年もそのままの度数のレンズで過ごせる人もいれば、急に近視が進んでメガネが合わなくなってしまう人もいます。

意外に早く近視が進んでしまった場合は、メガネをかけたことそのものが原因のように感じてしまうかもしれませんね。

 

コンタクトレンズを使わない時も、自分に合ったメガネがあれば安心

 

また、普段はコンタクトレンズ派という人でも、自分に合ったメガネを作っておくことは大切です。

災害時などで停電や断水などが起きれば、思うようにコンタクトレンズを入れられない状況になってしまうこともありますよね。

2016年4月の熊本地震から5年近くが過ぎ、2020年7月の県南豪雨災害からも時間が経ちましたが、またいつどのような災害が起きるのかは予測できないもの。

そんな非常時・災害時には、やっぱりメガネが役立ちます。

また、目の状態によってはコンタクトレンズを入れにくくなったり痛みを感じたりしますが、メガネの場合はコンタクトレンズに比べて目の不調による影響は少ないでしょう。

アレルギー性結膜炎などでしばらくコンタクトレンズを使えない!というような場合にも、度数の合ったメガネがひとつあると安心です。

 

「メガネをかけると度数が進む」というのは古い都市伝説のようなもの。

それを気にして、本来は必要な矯正をせずに無理に裸眼で過ごすと、かえって目に負担をかけてしまうことも。

メガネ派の人もコンタクトレンズ派の人も、ぜひ自分に合ったメガネを持っておいてほしいな、とメガネ屋店員としては思います!

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