こんにちは、Visioスタッフです。
毎日暑い暑いと言っていたら、すっかり台風シーズンになってしまいました。
立て続けに台風が来ていますから、気をつけたいですね。
9月1日に「防災の日」もあったので、これを機に災害用の非常用持ち出し袋の中身も再点検しておこうと思います。ちなみに非常用持ち出し袋には、前に使っていた古いメガネを1つ入れておくと安心ですよ!
さて、今日のコラムはレンズのお話。「両面非球面設計のレンズ」のご紹介です。
レンズの話って何だか難しそうな気もしますが、専門知識はなくても大丈夫。
色々とメリットが多くてなかなか使えるレンズなので、ご紹介させてくださいね。
球面と非球面って何が違うの?
従来の「球面レンズ」は、レンズが球体の一部であるためカーブが強く、中心から周辺へいくほどゆがみが強くなりがちでした。
一方、「非球面レンズ」は外側が球面でないタイプのレンズです。
(内面非球面・外面非球面があります。一般的には外面が主流)
球面レンズに比べると、見た目に大きなカーブはなくなり、ゆがみも少なくなります。
同じ度数・屈折率で比べた場合にレンズ全体の厚みも抑えられるため、薄くて軽いレンズにすることができます。
昔のメガネって、何だかすごく分厚いレンズが入っていたイメージがありませんか??
こういった球面設計のレンズで強度の近視を矯正する場合などは、フレームにおさまらない厚みのあるレンズになるケースも多かったのです。
両面非球面設計のレンズとは
レンズの面側が非球面になっている非球面設計のレンズは、同じ度数・屈折率の場合は球面設計に比べて薄くて軽い仕上がりになります。
そんな非球面設計がさらに進化したのが、セイコーが世界で初めて開発した「両面非球面設計」のレンズです。
(ちなみにSEIKOって時計のイメージが強いのですが、セイコーオプティカルプロダクツという会社では、メガネ用のレンズを作っています!!)
レンズの表側だけでなく、裏側も非球面になっています。
従来の非球面レンズで見た視界のイメージがこのくらいとすると、
両面非球面設計のレンズ「A–ZONE」で見る視界のイメージはこうなります。フチのゆがみが減っていますよね。
近視や乱視の度数が強い場合など、レンズの周辺部ほど強くなりがちだったゆがみも、従来のレンズに比べて抑えられる設計です。隅々までより自然な見え方になり、快適に過ごせます。
特に乱視の場合には、その恩恵を大きく受けられるかもしれません。乱視はレンズの内側で矯正するため、内面カーブが球面の設計では視界のフチにゆがみが出やすくなります。強い乱視がある人には特にオススメしたいレンズです。
ウェブサイトには「快適な装用感(機能性)」と「スタイリッシュな外観 (薄さ・ウズの現象によるファッション性)」の両立がうたわれています。
医療用具としてのメガネ、ファッションアイテムとしてのメガネ、どちらも大切にできるのは嬉しいですね。
「目が小さく見えるからメガネは嫌」問題の救世主かも?!
コンタクトレンズ派の人から時々聞くのが、「メガネは目が小さく見えるから嫌だ」とか「メガネをかけた自分の顔に違和感を感じる」というご意見。
度数が強いレンズの場合は特に周辺部分にゆがみが出てくるため、フェイスラインが実際よりも内側に入って見えたり、目が小さく見えたりしがちです。
両面非球面設計のレンズを使えば、フェイスラインのずれを抑えてくれます。
さらに目の大きさも変化が少なくなるため、より自然な印象になります。
従来のレンズのイメージ
A-ZONEレンズ使用イメージ
レンズそのものも薄くなるため、すっきりと軽やかに見せられる効果もありますよ。
マスク着用が必須になったこともあり、アイメイク命!!という人も多い昨今。目元の印象は大切にしたいですよね。
両面非球面設計のレンズは、お顔の美観を損ねないメガネを作れる、とも言えそうです。
まとめ
セイコーの両面非球面設計のレンズは、ゆがみが少なく薄いレンズ。
視界の隅々まで自然な見え方になるだけでなく、外見的にもすっきりとした印象で目が小さく見えないなど、さまざまなメリットがあります。
・近視の度が強い
・乱視の度が強い
・レンズの厚みが気になる
・目が小さく見えるのが気になる
といった人に、特にオススメしたいレンズです。
更に 9月はSEIKOの最高峰レンズ
「見ても、見られても、美しい A-ZONE」が特別価格になります。
両面非球面レンズを入れたメガネを使ってみたいという方は、お気軽にVisioの店頭でスタッフへご相談くださいませ。
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