【スタッフインタビュー】すごいエピソードはないんです。同じメガネを4本持っているくらいかな。

今回のブログは、アイウェアショップVisioのスタッフへのインタビューをお届けします。
中途入社スタッフの田上真郎さんへインタビュー。VIsioのスタッフになった経緯から、ハンパないメガネ愛、今後の目標などをお聞きしました。
(聞き手:株式会社河内研究所 羽田さえ)

入社のきっかけ

—田上さんも中途入社とお伺いしました。

田上 同業他社からの転職組で、業界経験という意味では16年ほどになりますね。

—ベテランですね!なぜVisioへ移ろうと思ったのですか?

田上 もともとVisioの顧客の一人でした。地震よりも以前、別の場所に店舗があったころからのファンだったんです。熊本でメガネと言えば大宝堂というイメージは私自身も持っており、一度働いてみたいという気持ちがありました。

—入社して驚いたことはありますか。

スタッフの裁量が大きい点でしょうか。コンセプトショップならではというか、自分たちで商品を選んで並べることができる、というのは非常にやりがいがあります。

また、細かく丁寧に、詳しい視力測定を行なっている点もVisioの強みだと感じます。既存のフレームのフィッティング、その人に合わせて鼻パッドをつけるなどのカスタムにも熱心ですし、確かな技術力あってこその接客を大切にしているお店です。
自分自身も、もっともっと技術を磨きたいですね。

—お客様はどうでしょうか。

田上 おしゃれなお客様が多いので、時計や洋服について話題に出ることもあり、勉強になります。メガネだけでなく、時計や靴などの小物が好きとおっしゃる方も多いですね。私自身もそのタイプなので、お話しするのが楽しいです。

Visioのお客様はメガネを視力矯正の道具としてだけではなく、ファッションアイテムの一つとして捉えてくださっているな、とよく感じます。だてメガネとしてご購入くださることもあります。こだわりを持っている、自分のスタイルがある、というお客様も多いので、こちらも身の引き締まる思いです。

過去最多?!メガネコレクション

—スタッフインタビューの恒例企画、メガネコレクションを見せてください!田上さんのメガネの数はすごいという噂をお聞きしました。

田上 そんなことないですよ。メガネが好きでこの仕事をしているので、気づくとこのくらい集まっていた、という感じです。

 

 

—多いですね(笑)!!素人目には違いが分からないというか、同じように見えるものもあります。

田上 同じように見えるというか、同じメガネをレンズの色だけ変えて4本持っているものはありますね(笑)。

 

 

田上 普段使いしているのは6本で、気分や服装に合わせてローテーション登板です。

—好きなブランドはありますか?

田上 「Lunor(ルノア)」というドイツのブランドのメガネですね。アンティークの雰囲気というか、レトロでクラシックな趣が大好きです。

鼻の部分が本当にそっけない作りなので、鼻の付け根が平たい日本人には難しいこともあります。鼻あてパッドを足してフィットさせたりもできますから、ぜひカスタマイズして楽しんでいただきたいです。

 

止まらないメガネ愛

田上 ルノア以外にもおすすめは多いですよ。クラシックな雰囲気に惹かれるので「EYEVAN」も好きです。シンプルで王道というイメージだった「999.9」も、最近になってさらに良さが分かるようになったかもしれません。
デザインだけでなく、かけ心地にもこだわりたいですし、お客様にもぴったり合う状態で使っていただきたいなと思っています。

また、女性のお客様にもファッションアイテムとしてのメガネをもっと楽しんでいただきたいですね。トムフォードなどユニセックスで使えるものもあれば、シークレットレメディやBCPCなど、愛らしいデザインを楽しめるブランドもあります。

—女性はコンタクトレンズ派も多いイメージがありますね。

田上 メガネは目が小さく見えるので抵抗がある、というご意見も多いですね。フレームやレンズの選び方でも変わるので、先入観を持ちすぎず試してみてほしいです。アイカラーのような感覚で、薄いカラーレンズを入れるのもおすすめですよ。
メガネは目元にポイントができ、色を乗せることができるアイテムですから、アクセサリーやメイクのひとつとして考えると面白いと思います。

—今後の目標は。

田上 業界経験はそれなりにあるのですが、認定眼鏡士の資格を持っていないので勉強中です。

また、「メガネは必要なもの」「視力矯正の道具」というだけでなく、服やアクセサリーのようなファッションアイテム、あるいは嗜好品のようなものにするのが目標です。靴や時計、バッグのようなイメージですね。コーディネートや気分で使い分けるもの、と思っていただけるような提案・発信をしたいです。

まだ中途入社1年ほどなので、自分に会いに来てくださるお客様をもっともっと増やしていきたいとも考えています!

Visioをこんなお店にしたい。

—お店をこんなふうにしたい、というのはありますか?

田上 こだわった商品を揃えていますが、メガネマニア!というお客様でなくても、ファッション全体が好きな人がふらりと来て楽しめるお店にしたいですね。入りやすくて、だてメガネやサングラスも気軽に選べる空間を作りたいです。

熊本の中心市街地、いわゆる「街」には大宝堂の上通本店もあります。大宝堂の安定感、正統派感と、ワクワクして楽しいVisioと棲み分けができたら良いですよね。コンセプトショップらしい、遊び心のある店としてもっと進化していきたいです。

—コロナ禍の中でも、Visioは進化し続けていくんですね。

田上 コロナ禍でマスクが必須になりZOOMの利用も増えるなど、環境の変化によってニーズが変わってきたなと感じます。

レンズの曇りや、ブルーライトカットのレンズの反射が気になる、というようなお声ですね。曇り止めも色々なタイプが増え、反射しにくいブルーライトカットのレンズも出てくるなど、メガネや周辺アイテムやどんどん進歩しています。

サングラスに関しては、マスクとの相性で薄い色のレンズをおすすめする機会が増えました。レンズの性能が上がり、色が薄くても、以前より眩しさを抑えられるようになっています。
お客様の悩みやニーズにしっかり答えられる店、しっかり答えられるスタッフでありたいです。メガネやサングラスに関してちょっとしたお困り事がある時には、ぜひお声がけいただきたいですね。

取材を終えて

「自分にはすごいエピソードはない」と謙遜しながらも、噂以上のメガネマニアの田上さん。
気に入ったデニムを色違いで買う「色チ買い」なんていう言葉もよく耳にしますが、メガネのレンズの色違いで4つとは初めて聞きました!

穏やかでダンディーな語り口でありながら、熱い熱いメガネ愛が伝わってきます。
こだわりに合うメガネをじっくり選びたい人、鼻パッドなどのカスタマイズを考えている人は、田上さんに相談してみると新たな発見があるかもしれません。

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