お知らせ
初めての遠近両用メガネは専門店で
2024年08月26日/ブログ
皆さま、こんにちは。
暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
熱中症に気をつけて、快適に暑い夏を乗り切りましょう♪
さて、今回は「遠近両用レンズ」についてご紹介いたします。
「聞いたことはあるけど、どういうレンズかいまいち知らない...」
「初めての遠近両用で気を付けておくことは?」など
最後までご覧いただけると嬉しいです♪
◆遠近両用レンズとは...
遠近両用レンズはその名前の通り、「遠く」と「近く」が見えるレンズになります。
厳密に言えば、上から下へ、遠くから中間、近くまで連続して見えるように設計されたレンズです。
ですので、遠方用と手元用のどちらも必要な方にとっては、1つのメガネで掛け外しなくお使いいただけます。
遠近両用レンズはとても便利なレンズである一方、特性を知っておかないと使いこなすのが難しい側面も持っています。
◆遠近両用レンズの良いところ・難しいところ
遠近両用レンズの良いところは「掛け外しが要らない」ところです。
日常生活において、掛けたままで遠くから近くまで見えることは大きな長所と言えます。
一方、難しいところは「単焦点レンズに比べて視野が狭くなる」「ユレ・歪みが発生する」ところです。
1枚のレンズに異なる度数が存在しますので、設計上、レンズ周辺部(レンズ左右下部)は歪みが発生します。
また、遠方・中間・手元のそれぞれ見たい場所に視線を持っていくには「慣れ」も必要になってきます。
個人差はありますが、早く使いこなす方もいれば、1カ月程度かかる方もいます。
◆遠近両用レンズにまつわる専門用語
通常の遠方用・手元用などの単焦点レンズにはない、遠近両用レンズならではの用語を少しご紹介します。
知っておくと店員の方のお話がスムーズに入ってくるかも...。
・加入度数
「加入度数」とは、遠用度数と近用度数の“差”を言います。
一般的に、この加入度数が大きくなる(度数差が大きくなる)と、中間から近方視野が狭くなり、レンズ周辺部のユレ・歪みを感じやすくなります。
初めての遠近両用で強めに加入度数を入れたり、度数交換で一度に加入度数を強めることは慣れにくさに繋がることもありますので、注意が必要です。
・累進帯長
「累進帯長」とは、レンズにおいて遠くを見るポイントから近くを見るポイントまでの“距離”を言います。
一般的に、この累進帯長(距離)が長い場合は緩やかな度数変化になりますので、ユレ・歪みが少なくなる一方、手元を見る際は少しあごを上げて視線を落とすなど、回旋量が必要になります。
反対に、累進帯長(距離)が短い場合は、少しの回旋量で手元が見える一方で、度数変化の余裕が少ないため、ユレ・歪みを感じやすくなる傾向があります。
ここでの大切なポイントは「フレーム選び」です。
遠近両用メガネにおいて、フレームの縦幅が短いもの(30㎜未満)は累進帯長も短めになりますので、遠近両用に慣れている方や手元の見え方を重視する方にとっては良いかもしれません。
反対に、フレームの縦幅が長いもの(40㎜以上)は累進帯長も長めにとれますので、運転やスポーツ、アウトドアなどの遠方の見え方を重視する方におすすめです。
初めての遠近両用メガネを作る際は、「フレームの縦幅が30㎜以上」を目安にすると累進帯長もしっかり確保でき、バランスがとりやすくなります。
◆初めての遠近両用メガネで心掛けること
上記に初めての遠近両用メガネで心掛けたいことをまとめました♪
あくまで参考になります。
「もしかして老眼かな?」と感じている方はぜひ大宝堂までお気軽にご相談ください♪
大宝堂には眼鏡の国家検定資格「眼鏡作製技能士」が在籍しています。
視力測定にしっかり時間を頂き、お客様のご要望に沿ったレンズ・フレームのご提案をいたします。
眼鏡作製技能士に関する記事は こちらをご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
Category
Archive