Visio

Journal ジャーナル

スマホ老眼って何?!メガネ屋が考える傾向と対策

2021.8.14

こんにちは、Visioスタッフです。
今回はここ数年の間に耳にすることが増えた言葉「スマホ老眼」のお話です。
老眼、というと大人世代の問題のようですが、「スマホ老眼」は20代・30代でも悩んでいる人が多いと言われています。
一体どんなものなのか、何かできる対策はあるのか。
ちょっと気になるスマホ老眼のこと、メガネ屋の視点で考えてみました!

 

スマホ老眼って何?!

本来ならばまだ老眼にはならないはずの若い世代の人でも、何だか近くのものが見えにくくなる…ということがあり、「スマホ老眼」などと呼ばれています。
20代や30代なのに「何となくぼやけて見えにくい」、「手元の小さな文字が読みにくい」といった悩みを持ち、実際にメガネ屋や眼科を訪れる人も少なくありません。
スマートフォンなどで長時間近くを見続けた結果、ピントを合わせる機能が弱まることで一時的に老眼のような状態になるためと考えられています。
普段使っているメガネでも、夕方くらいになると何となく見えにくくなる…と感じている場合は、いわゆる「スマホ老眼」に該当するかもしれません。

 

いわゆる「老眼」との違い

老眼」は、加齢とともに誰にでも起こります。
一般的には、日常生活の中で、ちょっと手元が見にくい?と感じて気づくケースが多いようです。
これは年齢を重ねるのにしたがって眼のピント調節の機能が低下するため。
特に手元の小さい文字や近くのものを見る時に、ピントが合いにくくなっていきます。
老眼になる年齢は人それぞれですが、40代半ばごろから何となく近くが見えなくなってきた、と感じる人が多いと言われています。(ちなみに私もまさに40代で、最近以前より近くが見にくくなりつつあります!)
スマホ老眼ではほとんどの場合で一時的にピントが合わなくなるのに対し、老眼はその状態がずっと続いてしまう状態。
メガネなどを使って矯正することで、快適に過ごせるようになります。累進レンズなど、老眼用のレンズもどんどん進化していますよ!

 

日常生活の中でできるケア

さて、まだ老眼にはなっていないけれど、もしかしたらスマホ老眼の傾向があるかも…と気になる人は?
パソコンやスマホを使わないようにすれば良い!!なんて言えませんよね。
普段の生活の中で、ちょっとしたケアをしてみましょう。

・スマホの画面をできるだけ離す

→近くをずっと見ている状態が続くと、目に負担がかかると言われています。
スマホとの距離はできるだけ離しておきましょう。手に持った状態ではついつい近くなりがちです。
スタンドを使って動画を視聴するなど、できれば40センチ以上離すのがおすすめです。

・パソコンやタブレット、スマホ操作中は時々休憩する

→集中して仕事をしていると、ついつい長時間過ごしてしまいがち。
1時間仕事をしたら席を立ってコーヒーを飲みに行くなど、ちょっとした休憩を入れましょう。
目の疲れを感じたら、目を閉じてあたたかいアイマスクを乗せるのもおすすめです。

・意識的に瞬きの回数を増やす

→じっとスマホやパソコンの画面を見つめていると、知らず知らず瞬きの回数が少なくなりがちです。
瞬きが減ると目の乾燥のもとになり、負担がかかります。意識してゆっくりと目を閉じ、瞬きの回数を増やしてみましょう。

どれもちょっと気を付けるだけでできそうな対策ばかりですよね。
大切な目に負担をかけないよう、少しだけ意識して過ごしてみてくださいね。
自分なりにケアをしても何だか見えにくい状態が続く、という場合は、メガネの度数を見直すタイミングかもしれません。
気になることがあったら、ぜひお気軽にご相談くださいね!